富山シティエフエム
平成28年度第5〜8回番組審議会(合同開催)
1.開催日時
平成29年3月22日(水)午後3時〜
2.開催場所
富山市安住町2‐14 北日本新聞社10階会議室
3.出席委員
委員総数6人
出席委員6人
出席委員の氏名(◎委員長、○副委員長)
◎中井 精一(富山大学教授)
○西野 政行(富山商工会議所中小企業支援部長)
大沢 一貴(富山市企画管理部広報課長)
守護 真一(北日本放送放送制作局報道制作部長)
林 靜摩(富山青年会議所副理事長)
澤 聡美(富山大学講師)
放送事業者側出席者
斉藤 寿 (富山シティエフエム常務)
岡本 勝之( 同 取締役)
須摩 孝一( 同 放送・総務・営業部長)
小原 源 ( 同 放送・営業課長)
北川 悠介( 同 営業担当)
4.議題
@富山市総合防災訓練特番「災害 その時に備えて」(10月1日8:15〜10:40)
について
【番組概要】
平成28年10月1日に行われた富山市総合防災訓練で、富山シティエフエムの臨時災害放送局開局訓練が訓練項目に組み込まれた。臨時災害局開局訓練は、市で初の試み。番組では開局訓練のほか、緊急割り込み放送装置、Lアラート自動割り込み放送装置の紹介などを交え、訓練の模様を詳しく伝えた。
【委員の意見】
訓練の模様がよく伝わり、防災知識を学ぶことができた。ラジオの強みが十二分に発信されており、緊急時に大きな役割を果たすことがよく分かった。今後とも、防災知識を市民が共有できるように努めてほしい。情景描写やインタビューをもう少し工夫すれば、全体像をイメージしやすかった。
A「北日本文学賞選奨朗読」(2月11日15:00〜17:00、12日7:00〜9:00)について
【番組の概要】
宮本輝氏選「第51回北日本文学賞」の入賞作品朗読番組。富山シティエフエムでは毎年、選奨2編の朗読を放送している。得馬(えま)夕樹代さん(愛知)の「守るもの」の朗読と、得馬さんのインタビューを審議した。朗読は宮本聡美パーソナリティ、インタビューは水上啓子パーソナリティ。
【委員の意見】
朗読の技術が大変高く、物語にひき込まれた。インタビューを聞くと、創作の背景、作者の思いなどがよく分かった。ただ、作品が長く、番組後半がインタビューだったので、朗読を聞きなれない人には、辛かったかもしれない。作品の紹介を、冒頭や朗読途中に入れる方法もあったのではないか。
B「スマイル中継隊『働く人に学ぶ』講座」(2月2日13:50〜14:30)について
【番組の概要】
富山市堀川中学校の進路学習講座「働く人に学ぶ」で、富山シティエフエムの小原源、宮本聡美パーソナリティが講師を務めた。テーマは「ラジオの仕事」。講座を聴講した生徒らに実際の街角中継の様子を見てもらおうと、会場に中継機材を持ち込み、昼帯番組「スマイル」内で、宮本パーソナリティが生徒らにインタビューした。
【委員の意見】
生徒たちの元気な様子が伝わってきて楽しく聞けた。ワイド番組らしい取り組みで、ラジオに親しむよい機会となったのではないか。リスナーそれぞれの人生で記憶に残る場面を、どんどん中継してほしい。
Cスマホ割り込み放送装置の開発について
【システムの概要】
前回の番組審議会で紹介したLアラート自動割り込み放送装置に、スマートフォンによる割り込み放送機能を加える改修を進めてきた。スマホからの音声を、ネット経由でクラウドサーバーに送った後、局側の装置に送る仕組みで、回線状態によって音質が変化するが、動作試験の音声はかなり聞きやすかった。今後、土日曜、夜間に緊急情報を放送する際などに活用していくことにしている。
【委員の意見】
大変、貴重な取り組みで、災害時に大きな威力を発揮するだろう。実際の災害時には、ネット環境の悪化などで音質が劣化するなど、さまざまなことが考えられるため、万全の運用体制を取ってほしい。
5.審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置及びその年月日
番組審議会終了後、全スタッフに審議委員の意見を伝えた。必要な情報をきちんと整理することで分かりやすい放送を心掛けることなどを申し合わせた。
6.審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表の内容方法及び年月日
開催翌日の3月23日(木)付北日本新聞朝刊に記事を掲載するとともに、富山シティエフエムホームページに審議内容を掲載した。
同日午前11時40分から、自社の放送で審議内容を紹介した。
以上